日本光電ではサステナビリティ推進活動の進捗状況を確認するため、経営層においてマテリアリティ毎にKPI(Key Performance Indicator)を設定するとともに、社内における担当部門を定めています。各担当部門を代表するサステナビリティ推進会議メンバは、定期的に開催される会議において、サステナビリティ推進活動の進捗状況を報告するとともに、他のメンバとの意見交換を行っています。KPIの毎年の実績値は、統合報告書や当社ウェブサイトで開示しています。
マテリアリティ |
KPI |
目標値/実績値 |
備考 |
2022年度実績 (2年間累計) |
AEDへのアクセス拡大による蘇生率の向上 |
累計/年間グローバルAED販売台数 |
【目標値】 3年間累計 国内外販売台数: 35万台以上 |
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販売台数: 21万9千台 (進捗率 62%) 日本 10万1千台 海外 11万8千台 |
日本・米国におけるAED使用率 |
【実績値】 3年間の日本・米国におけるAED使用率実績値 (フォロー項目(定量目標なし)) |
使用率とは、医療機関外で心肺停止となった傷病者数のうち、一般市民によってAED(自社製品以外も含む)が使用された比率。 データ引用元:日本 総務省消防庁HP、米国 AHA journals等 |
使用率: 日本 4.1% (前年 4.2%) 米国 10.2% (前年 9.0%) |
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新興国の医療従事者への教育機会の提供 |
インドネシアにおけるてんかん診療教育の推進 |
【目標値】 2023年度までに現地教育拠点 4施設稼働開始 |
— |
稼働施設: 0施設 コロナ禍での対策として、全23回のライブ講義を6回目まで実施。医師4名の教育に向けて継続協議。 |
オンライン教育プログラムを含むセミナー開催国数、回数、受講者数 |
【目標値】
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医療機器の自動制御 |
ロボット麻酔システムの研究開発投資 |
(*) |
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人工呼吸器のクローズドループ制御の研究開発投資 |
(*) |
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患者さんにやさしいセンサの開発・提供 |
新規センサの研究開発投資 |
(*) |
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esCCO~{※1}、導出18誘導心電図~{※2}、iNIBP~{※3} 搭載機種販売台数 |
【目標値】 3年間累計 国内外販売台数: 8万5千台以上 |
— |
販売台数: 6万4千台 (進捗率 75%) 日本 2万8千台 海外 3万6千台 |
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アラーム高度化による静かな医療環境 |
アラーム高精度検出技術への研究開発投資 |
(*) |
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アラームレポート~{※4}の活用により運用が改善した医療機関数(日本・米国) |
【目標値】 3年間累計 新規契約施設数: 日本 240施設以上 米国 25施設以上 |
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新規契約施設数: 日本 263施設 (進捗率 100%) 米国 2施設 (進捗率 8%) |
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心不全や脳疾患 感染症ケアへの貢献 |
病状悪化の早期警告スコアへの研究開発投資 |
(*) |
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心不全ケアに向けた新規パラメータとアルゴリズムへの研究開発投資 |
(*) |
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遠隔監視を用いた製品稼働率向上 |
MD Linkage~{※5}接続機種・台数 |
【目標値】
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— |
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機器トラブルの事前通知件数 |
【実績値】 3年間累計 通知件数実績値 (フォロー項目(定量目標なし)) |
日本のみ |
事前通知件数: 2,659件 |
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テレメディスンによる医療格差の解消 |
LAVITA~{※6}等ネットワーク対応型製品の設置台数 |
【目標値】 3年間累計 設置施設数: 600施設以上 |
日本のみ |
設置施設数: 315施設 (進捗率53%) |
集中治療の遠隔支援実現に向けた研究開発投資 |
(*) |
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医療への貢献にやりがいと誇りを持てる組織風土の醸成 |
従業員満足度 |
【目標】 2021年度: 運用方針を確定させ調査を開始(日本) 2022年度: 調査結果の公表、以降継続的に調査を実施 |
— |
前年比1.4ポイント向上 |
グローバルに活躍できる人財の育成 |
【目標値】 3年間累計 教育時間: 1人当たり45時間以上 |
フェニックス・アカデミー(人財開発センタ)が主催している、階層別の研修時間。 新入社員や管理職などの階層ごとに必要な知識やスキルを習得させる研修内容です。 |
1人当たり教育時間: 36.8時間 (進捗率 82%) |
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バリューチェーン全体で世界最高品質を追求 |
ネットプロモータスコア |
【目標】 日本 2021年度: 仕組みを構築し調査開始 2022年度: ①調査対象項目を精査・拡大し、第2回調査を実施 ②スコアの維持・向上 米国 毎年1ポイントの向上を目指す |
— |
日本 ① 調査対象項目を精査・拡大し、第2回調査を実施 ② 前年比 1.3ポイント向上 米国 前年比12ポイント向上 |
リコール件数 |
【実績値】 3年間累計リコール件数 (フォロー項目(定量目標なし)) |
品質目標に「リコールゼロ200日以上」を掲げ取り組んでいます。 |
8件 |
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コンプライアンスの徹底とグループガバナンスの一層の強化 |
グループ全体でのコンプライアンス・プログラムの運用確立と強化 |
【目標値】 重大コンプライアンス違反の発生件数ゼロ |
— |
1件 (2021年度、日本) |
グローバル経営管理ポリシーの確立と海外拠点への浸透 |
【実績値】 今後3年間 すべての海外子会社責任者を対象に経営管理ポリシー運用状況モニタリングを実施 (フォロー項目(定量目標なし)) |
— |
各種施策の継続実施 |
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国内販売における内部統制システムの強化 |
【実績値】 受注前プロセスのシステム統制導入および運用状況モニタリングを実施 (フォロー項目(定量目標なし)) |
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グローバル・コンプライアンス・プログラムの施策を継続実施 |
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脱炭素社会の実現 |
CO_{2}排出量 |
【目標値】
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環境配慮型製品の機種数、該当製品売上比率 |
【実績値】
【目標値】
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製品・部品の廃棄量 |
【目標値】 2023年度 製商品除却額: 2020年度比 8%削減 |
— |
2022年度除却額: 2020年度比0.7%減 |
- esCCO(非侵襲連続推定心拍出量): 心電図とパルスオキシメータから得られる脈波の測定を行うだけで、連続的に心拍出量を推定できる当社独自の技術です。従来は、カテーテルを肺動脈まで挿入しないと測定できなかった心拍出量を、日常モニタリングしているパラメータを活用し、患者さんに苦痛や負担を与えることなく、非侵襲で連続的に推定することができます。
- 導出18誘導心電図: 12誘導心電図の波形をもとに、右側誘導(V3R・V4R・V5R)、背部誘導(V7・V8・V9)の波形を演算処理して導出します。従来の標準12誘導心電図検査と同じ方法で患者さんの負担を増やすことなくより多くの情報を得ることができ、右室梗塞・後壁梗塞の発見に役立つことが期待できます。
- iNIBP(直線加圧測定方式非観血血圧測定法): 血圧測定にかかる患者さんや医療従事者の方々の負担・ストレスをできる限り軽減するというコンセプトのもとに当社が独自に開発した直線加圧測定方式の非観血血圧測定アルゴリズムです。従来の測定方法に比べ、早く測定でき、また、必要以上に加圧することがないので、患者さんの負担・ストレスを軽減できます。
- アラームレポート: 医用テレメータやセントラルモニタのアラーム情報からアラームの種類や発生の頻度等を客観的に評価したレポートです。このレポートの活用により、誤アラームの発生を抑えることで医療環境の改善に繋がることが期待されます。
- MD Linkage(医療機器リモート監視システム): お使いの当社製品から発生したエラーメッセージやセルフテスト情報などを、リモート端末を介して当社のサーバへ自動送信するネットワークシステムです。機器の異常や故障を自動で検出し当社に知らせることで素早い対応が可能となり製品のダウンタイムの低減に寄与します。
- LAVITA(医療介護ネットワークシステム): 患者さんのバイタルデータを簡便に収集、クラウドサーバへ自動送信し、医療、介護関係者など、様々な方とリアルタイムで情報共有できるネットワークシステムです。LAVITAを介して様々な医療機関と連携することで地域包括ケアへのサポートが可能となります。
(*) KPIそれぞれ個別の投資額目標値は設定していませんが、日本光電グループ全体での3年間累計目標投資額は200億円程度を見込んでいます。