第74期から中期経営計画
「BEACON 2030 Phase II」をスタート
6つの重要施策を着実に実行
代表取締役社長執行役員
Chief Executive Officer
株主の皆様には、平素より格別のご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。当社グループは、2024年9月30日をもちまして第74期上半期を終了いたしましたので、ここにその概要をご報告申し上げます。
第74期上半期の売上高は、国内では概ね計画どおりに推移した一方で、海外では、中国、中近東・アフリカを中心にアジア州他が計画を下回って推移しました。下半期は、国内では現地仕入品は想定を下回るものの、AEDの販売が引き続き好調に推移する見通しです。海外では、中国において反腐敗運動の影響が続くほか、デフィブテック社のAEDが各国代理店での在庫調整により期初の想定を下回る見通しです。一方、北米では生体情報モニタ、人工呼吸器が期初の想定よりも好調に推移する見通しです。売上高、利益ともに下期での回復を見込みますが、期初予想を下回った上期を補うには至らないと見ています。引き続き、国内外で自社品の販売に注力するとともに、全社収益改革の取り組みを推進します。
当期の1株当たり中間配当金は15円とさせていただきました。また、2024年7月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株の株式分割を実施、7月19日に自己株式550万株を消却しました。自己株式の取得は、2024年8月から2025年3月末まで100億円を上限に実施しています。
当期からスタートした3ヵ年中期経営計画「BEACON 2030 Phase II」では、3つの指標「成長性」「収益性」「資本効率性」の目標達成に向け、「製品競争力の強化」「北米事業の成長に注力」「全社収益改革の実行」など6つの重要施策に取り組んでいます。従来とは一線を画す高い経営目標値を掲げていますが、全社収益改革を着実に実行することで、高付加価値企業への変革、中期経営計画の達成を目指します。
株主の皆様におかれましては、より一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。