あ行

医用テレメータ

ナースステーションなどに設置される無線式モニタ。患者さんが装着した送信機などから、心電図、SpO₂、呼吸、血圧などのバイタルサインデータを受信し、画面上に表示。多人数のモニタリングが可能で、患者さんの容態に変化があればアラームでお知らせ。

か行

回復期病院

急性期を脱した患者さんに対して、在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する病院。

カテーテル

管状またはワイヤ状の医療用具。日本光電で販売しているのは、不整脈の検査に使われる電極カテーテルや治療に使われるアブレーションカテーテル。

急性期病院

病気やけがの発症により急激に健康が失われた状態の重症な患者さんに対して、治療や手術などの医療を提供する病院。

筋電図・誘発電位検査装置

腕や足などに刺激を行い、筋肉の異常が筋肉自体あるいは神経に由来するのかを調べる筋電図検査と、目や耳、手首や足首などに刺激を行い、脳や脊髄、神経などの反応をみる誘発電位検査を行うための医療機器。

血球計数器

血液中の血球数(赤血球・白血球・血小板)や赤血球中のヘモグロビン量を測定する医療機器。感染症や悪性腫瘍等の疾患の重症度、治療効果の判定に有用。

現地仕入品

他社から仕入・販売する商品のうち導入品でないもの。その他の商品群に含まれる画像診断装置などが該当。

さ行

試薬

特定の物質の検出・分析に用いられる化学薬品。日本光電では、血球計数器の溶血試薬(赤血球中のヘモグロビンを溶出させて、その濃度を測定する試薬)など。

除細動器

デフィブリレータ。心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器。一般市民でも使えるようにした除細動器がAED

人工呼吸器

機械的に呼吸を補助する医療機器。患者さんの肺の状況にあった呼吸管理を行えるよう、必要な項目をモニタリングし、医療従事者をサポート。

心臓カテーテル検査装置

ポリグラフ。体表面から心臓にカテーテルを挿入して行う検査、治療の際に、心電図や血圧などのバイタルサインを測定、解析する医療機器。

診断情報システム

主に検査室で使われるITシステム。脳波計心電計、超音波診断装置、内視鏡などの検査データを収集・保存。検査室や外来などで保存データの閲覧、検査レポートの作成が可能。

心電計

主に検査室や診療所などで使われる、心臓の電気信号に異常がないかを検査する医療機器。日常生活中の長時間心電図検査で使われるのは、「ホルタ心電計」。

スポットチェックモニタ

医療従事者が病棟にいる患者さんを巡回し、その場でSpO₂、血圧、体温などをスポットで測定する生体情報モニタ。アメリカで普及。

生体計測機器

脳波計筋電図・誘発電位検査装置心電計心臓カテーテル検査装置診断情報システム、関連する消耗品(記録紙、電極、カテーテルなど)、保守サービスなどで構成される商品群。

生体情報モニタ

生体情報モニタ(ベッドサイドモニタセントラルモニタ医用テレメータなどを含む)、臨床情報システム、関連する消耗品(電極、センサなど)、保守サービスなどで構成される商品群。

センサ

SpO₂/CO₂センサなど患者さんのバイタルサインを測定するためのHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)。

セントラルモニタ

複数の患者さんを同時に看護するためにナースステーションに設置。心電図、呼吸、血圧、SpO₂、体温などのバイタルサインを集中してモニタリングし、患者さんの容態に変化があればアラームでお知らせ。

送信機

小型・軽量で、心電図、呼吸、SpO₂、血圧などのバイタルサインを、連続的にセントラルモニタ医用テレメータなどに無線送信する医療機器。

その他商品群

血球計数器臨床化学分析装置、超音波診断装置、研究用機器、関連する消耗品(試薬、衛生用品など)、設置工事・保守サービスなどで構成される商品群。

た行

地域医療介護総合確保基金

各都道府県が進める地域医療構想の実現に向け、2014年度から設置された財政支援制度。病床の機能分化・連携、在宅医療の推進、医療従事者の確保などが支援対象。

地域医療構想

団塊世代が75歳以上となり医療・介護の需要がピークを迎える2025年に必要となる病床数を推計し、各地域における医療機関の役割分担や連携の仕組みを構築する取組み。

地域医療再生基金

各地域における医療課題の解決を図るため、2009年度~2013年度(一部は2015年度まで)に総額6,050億円交付された財政支援制度。救急医療の確保、地域の医師確保などが対象。

地域包括ケアシステム

地域の包括的な支援・サービス提供体制。団塊世代が75歳以上となる2025年を目途に、高齢者に対して、各地域の実情に合った医療・介護・予防・住まい・生活支援を一体的に確保する体制の構築を推進。

中小病院

病床数が200床未満の病院。

治療機器

除細動器AED人工呼吸器ペースメーカ、麻酔器、人工内耳、関連する消耗品(電極パッド、バッテリなど)、保守サービスなどで構成される商品群。

デフィブリレータ

除細動器。心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器。一般市民でも使えるようにした除細動器がAED

導出18誘導心電図

電極を付け替えるなどの特別な手技を伴うことなく、標準12誘導心電図から得られる波形をもとに、右側誘導、背部誘導の波形を演算処理により導出。右室梗塞・後壁梗塞の診断をサポート。

導入品

他社品のうち、自社品とのシナジーがあり戦略的に仕入・販売している商品。生体計測機器に含まれるカテーテルや、治療機器に含まれるペースメーカICDなどが該当。

な行

脳波計

脳の活動による微小な電気信号を測定し、その変化を記録する医療機器。検査時間は一般的に30分程度。てんかん、頭痛、めまい、脳血管障害、神経疾患、頭部外傷などの検査・診断に使われる。

は行

バイタルサイン

心電図、呼吸、血圧、SpO₂、体温など、患者さんの全身状態を把握するための指標。バイタルサインを連続的に計測・表示する医療機器が生体情報モニタ

パルスオキシメータ

動脈血中の酸素飽和度(ヘモグロビンがどの程度酸素と結びついているか)を、指先または耳たぶに装着したセンサで連続的に測定する医療機器。患者さんの体に酸素が足りているかを採血することなくリアルタイムに把握可能。1974年に日本光電が世界で初めてパルスオキシメータの原理を発明。

不整脈

徐脈性不整脈や頻脈性不整脈(心房細動、心室細動)など、心臓のリズム異常。

ペースメーカ

自発的な心臓の動きが遅くなったり途中で止まったりする不整脈(徐脈性不整脈)に対して、心臓に電気刺激を行い心筋の収縮を誘発することで、心拍数の低下による血圧低下を治療する医療機器。

ベッドサイドモニタ

患者さんの近くで、心電図、呼吸、血圧、SpO₂、体温などのバイタルサインを画面に表示。患者さんの容態に変化があればアラームでお知らせ。一人ひとりの患者さんに合わせた測定項目の選択、設定が可能。

ポリグラフ

心臓カテーテル検査装置。体表面から心臓にカテーテルを挿入して行う検査、治療の際に、心電図、血圧などのバイタルサインを測定、解析する医療機器。

ま行

慢性期病院

長期にわたって入院・療養が必要な患者さんに医療を提供する病院。

免疫反応測定装置

抗原とそれに結合する抗体との抗原抗体反応を用い免疫学的検査項目の測定を行う医療機器。対象となる特定のタンパク質を検出することで高感度な測定が可能。

ら行

臨床化学分析装置

体液成分(血液や尿)について、一般的な生化学項目(コレステロール、タンパクや酵素など)の測定を行う医療機器。当社品では、CRPHbA1cなどの免疫学的検査項目が測定可能。

臨床情報システム

主に手術室や病棟で使用されるITシステム。生体情報モニタ等から収集される患者さんのバイタルサインや医療情報(検温・投薬・輸液・処置・経過観察など)を収集・記録し、電子ファイル化。

A

AED

Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器。心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器。日本では、2004年7月から、医療従事者でない一般市民も使用可能。

Audible Cue

ETCO₂測定時に、数値に応じて5段階の呼吸同期音を鳴らす日本光電の独自技術。

C

CBC測定

末梢血液一般検査。血液の有形成分(白血球・赤血球・血小板)およびそれらに含まれている物質の量や濃度の測定により体の状態を把握が可能。

CFDA

China Food and Drug Administration:中国国家食品薬品監督管理総局。2018年にNMPAに名称変更。

CPR

Cardio Pulmonary Resuscitation:心肺蘇生法。呼吸・心臓が停止している人に対して、救命のために胸骨圧迫や人工呼吸を行って、その動きを助ける方法。

CRP

C-Reactive Protein:C反応性蛋白。体内で急性の炎症や組織細胞の破壊が起こると、血清中にて増加するたんぱく質。感染症などによる体内の炎症の度合いを測定。

D

Defibtech

2012年に子会社化した米国の救命救急医療機器メーカ。AEDなどを開発・生産・販売。

E

ec1

日本光電独自の不整脈解析アルゴリズム。不整脈検出率を向上させ、誤アラームを低減。

esCCO

Estimated Continuous Cardiac Output。心電図とSpO₂脈波から連続的に心拍出量を推定する日本光電独自の技術。

ETCO₂

End Tidal CO₂:呼気終末二酸化炭素分圧。患者さんが換気を行えているかどうかを評価する指標。

F

FDA

Food and Drug Administration:アメリカ食品医薬品局。

G

GP

General Practitioner:総合診療医。

GPO

Group Purchasing Organization:医療機関のグループ購買組織。

H

HbA1c

ヘモグロビンA1c。過去1~2ヵ月の血糖値の状態が分かる値。糖尿病の診断、血糖コントロールに用いられる指標。

HMI

Human Machine Interface:人間と機械との接点。日本光電の場合、センサ技術、信号処理技術、データ解析技術の総称。

I

ICD

Implantable Cardioverter Defibrillator:植込み型除細動器。心室頻拍や心室細動などの致死性不整脈を電気ショックで治療。脈が遅い時にはペーシングで治療。

ICU

Intensive Care Unit:集中治療室。

IDN

Integrated Delivery Network:総合医療ネットワーク。複数の病院連合体。

iNIBP

日本光電が独自に開発した直線加圧測定方式の非観血血圧測定アルゴリズム。測定時の血圧値に応じた最適の加圧を行い、カフを必要以上に加圧することなく短時間で測定可能。

IP規格

International Protection。機器の防塵性能・防水性能に関する保護等級。

M

MFER

Medical Waveform Format Encoding Rule。心電図、脳波、呼吸波形などの医用波形を相互利用するための標準規約。

N

NIBP

Non Invasive Blood Pressure:非観血血圧。上腕や下肢などにカフを巻いて測定。

NICU

Neonatal Intensive Care Unit:新生児集中治療室。

NMPA

National Medical Products Administration:中国国家薬品監督管理局。2018年にCFDAから名称変更。

NPi

SpO₂のさらなる精度向上を目指し、アーチファクト(ノイズ)対策を強化した日本光電独自のアルゴリズム。

NPPV

Non-invasive Positive Pressure Ventilation:非侵襲的陽圧換気。気管内挿管や気管切開を行わない人工呼吸管理。

O

OR

Operating Room:手術室。

P

PAD市場

PAD(Public Access Defibrillation:一般市民によるAEDを用いた除細動)。PAD市場には公共施設や学校、民間企業などが含まれる。

POCT

Point of Care Testing。診療所、在宅、診察室、手術室など、診療の現場で行う検査。

S

SpO₂

動脈血中酸素飽和度。パルスオキシメータを用いて、血液中の酸素濃度を体表面から測定。

synECi18

日本光電の導出18誘導心電図の技術名称。