「BEACON 2030 Phase II」の2年目
6つの重要施策を着実に実行し
グローバルメドテック企業への変革を推進
代表取締役社長執行役員
Chief Executive Officer
株主の皆様には、平素より格別のご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。当社グループは、2025年9月30日をもちまして第75期上半期を終了いたしましたので、ここにその概要をご報告申し上げます。
当上半期は、国内では、医療機器の設備投資に慎重な動きは見られたものの、消耗品・サービス事業の強化に注力した結果、売上を伸ばすことが出来ました。海外では、為替およびアドテック社連結の影響を除いても二桁成長となりました。中南米は減収となりましたが、北米、欧州、アジア州他で好調に推移しました。利益面では、増収およびアドテック社連結の効果に加え、自社品の売価アップやコストダウン、在庫評価減の減少等により売上総利益率が改善したことから、営業利益は前年同期を上回りました。国内で現地仕入品、海外で中南米、アジア州他を中心に売上が想定を下回ったことから、社内計画には届きませんでしたが、下期での挽回は可能と見ています。通期の売上高、営業利益、経常利益の予想に変更はありませんが、「転職支援/ネクストキャリア支援プログラム」の実施に伴う費用等の特別損失を計上予定であることから純利益を見直しました。
当期の1株当たり中間配当金は16円とさせていただきました。年間配当金は、1株当たり32円を予定しています。
当社を取り巻く事業環境は、かつてないパラダイムシフトの時代を迎えています。我々の長期ビジョンと中期経営計画は、このような環境変化に適応できる強靭な組織を築くための道標であり、挑戦することが持続的な競争優位性を備えたグローバルメドテック企業への変革につながると確信しています。第75期は中期経営計画の達成に向けた試金石となる重要な一年です。引き続き、決意と覚悟を持って変革に挑戦します。
株主の皆様におかれましては、より一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
