日本光電の技術者 故青柳卓雄 工学博士らが発明したパルスオキシメータの原理が、この度、IEEE※1(米国電気電子学会)よりIEEEマイルストーン※2に認定されましたので、お知らせします。本日、当社にて開催された贈呈式で銘板が授与され、青柳のもとで働いていた当社荻野記念研究所 小林直樹フェローがパルスオキシメータに関する記念講演を行いました。

今回の認定理由は、パルスオキシメータが医療の質向上に多大な貢献をした功績が高く評価されたものです。

パルスオキシメータは、動脈血中の酸素飽和度SpO2(ヘモグロビンがどの程度酸素と結びついているか)を採血せずに非侵襲かつ連続的に測定する装置です。青柳が1972年に発見、1974年に国内特許を出願したパルスオキシメトリの原理を用いて、当社は世界初のイヤオキシメータを1975年に発売しました。現在、パルスオキシメータの用途は救急、集中治療、在宅医療などに広がり、医療現場で欠かせない装置となっています。また、新型コロナウイルス感染症の流行時には、世界中でパルスオキシメータの有用性が再認識されました。

※1 IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)
米国に本部を置く、電気工学・電子工学技術の学会です。IEEE会員は、全世界で160ヵ国以上、42万人以上にのぼり、人類社会に役立つ技術革新を推進することを目的としています。
※2 IEEEマイルストーン(IEEE Milestone)
1983年に創設され、電気・電子・情報・通信の分野において達成された技術革新の中で、開発から25年以上が経過し、社会や産業の発展に貢献した歴史的偉業を表彰する制度です。
https://ieee-jp.org/activity/jchc/milestone_jusho.html

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※ 本プレスリリースは当社の取り組みを報道関係者や株主・投資家をはじめとするステークホルダーの皆様にお伝えすることを目的としたものであり、一般の方への医療情報の提供や顧客誘引を目的としたものではありません。