創業の理念

電子技術をもって病魔に挑戦し、主義や国境を越えて人類の福祉に貢献しよう

医学と工学の接点であるME※。
ME を研究することにより、人の命を救うことができれば…。
その強い想いに動かされ、創業者 荻野義夫は1951 年8月に会社を設立しました。

※ME : Medical Electronics (医用電子機器) あるいはMedical Engineering (医用工学)

ME、それは医学と工学の出会い
今でこそ、ME(Medical ElectronicsあるいはMedical Engineering)という言葉は広く知られていますが、未だMEという言葉が生まれる以前、戦争末期の昭和19年頃から日本光電の胎動は始まっていました。

創業のきっかけとなったのは、小鳥の翼の神経筋でした
当時、電子工学の研究をしていた創業者 故荻野義夫は、偶然、小鳥の翼の神経筋を使った電気刺激実験を目にし、「生体の一部分が、日本中の電気の大家が研究した装置の何百分の一の大きさで、しかも感度は2桁以上」という、生物の驚異に感動を受けたのです。
生物の中でも特に精巧な「人間」(=医学)を学び、生物のもつ精巧さを、より次元の高い工学へ応用できないか、医学と工学の接点を研究することにより、人の命を救うことができれば・・・。
その強い想いに動かされ、改めて医学を学び、1951年8月に会社を設立しました。

「病を癒す・・・それは主義や国境を越えるもの。どんなに情熱を注ぎ込んでも悔いはない」
このゆるぎない信念のもと、医療現場に根ざした技術開発で、数々の革新的なME機器を送りだしてきました。
医療環境は変化し、日本光電が生み出す製品も多岐にわたってきましたが、創業時の信念は、今も変わることなく、技術者の中に受け継がれています。

日本光電は、2021年8月7日に創立70周年を迎えました。 私たちのこれまでのあゆみを動画でご覧ください。

社名の由来

会社設立間近のころ、発起人の数人が創業者宅に集まり、社名を検討していたときに、書棚に並んだ本を見て光電効果や電子光学に関するものが多かったことから、「光電」という言葉が提案されました。
光と電気の境界領域に新しい技術の展開の可能性と興味を感じていた創業者は、それに「日本」と「工業」をつけて「日本光電工業」と決定しました。

社章に込めた想い

燈台の光が船の航路の指標となるように、 我々は人類の健康・福祉のため光とも手だてともなろう

日本光電の創業の理念を象徴的に視覚記号化したものです。
社章の下部の丸みは水平線で地球を表し、そこから燈台の光芒が空へ伸びる様は、日本光電がグローバルに発展し、人類と地球の現在、未来に貢献することを視覚化しています。

ロゴマーク

現在のロゴマークは、創立40周年を機に1992年(平成4年)社章とともにデザインされ制定されたものです。
社章に機能的でシンプルな書体を組み合わせることで、読みやすく清潔感があり、日本光電のイメージにもマッチするものとなっています。

<ロゴマークの変遷>

コーポレートカラー

燈台の光芒が水平線の端から空へ伸びている様を表す社章に合わせ、空と海を表すコーポレートカラーが「光電ブルー」です。