日本光電は、この度、子会社である日本光電インディア株式会社において、検体検査試薬の新工場を設立することにいたしましたので、お知らせいたします。

 

1.目的

当社は、2008年に検体検査試薬を製造・販売する合弁会社を設立(2015年に完全子会社化)し、現地製造による純正試薬の安定供給を推進、検体検査機器事業の基盤強化に取り組んできました。2011年には日本光電インディア株式会社を設立し、インドでの販売・サービス体制の強化を進めるとともに、2017年に検体検査試薬製造・販売会社を吸収合併し、検体検査機器と試薬が一体となった事業展開、事業拡大を推進してきました。

インドにおける検体検査機器の設置が拡大し、試薬の需要が増加傾向にあることから、新工場を設立し生産能力の増強を図ることにいたしました。

日本光電は、中期経営計画「BEACON 2030 Phase I」において、新興国市場での新規顧客基盤への深耕とソリューション提案の推進に取り組んでいます。地域に密着した事業基盤の構築を進め、高品質かつ先端的な医療機器を提供するとともに、消耗品・サービスなどリカーリングビジネスを強化し、海外事業のより一層の拡大を目指します。

 

2.インド試薬工場の概要

(1)所在地:  インド ハリヤナ州

(2)土地面積: 約16,135m~{2}

(3)床面積:  約8,900m~{2} (現工場の約4倍)

(4)稼働開始: 2024年 春(予定)

(5)総投資額: 約11億円(土地取得、建屋建設、生産設備等)

(6)従業員数: 約30名(予定)

 

3.当社業績に与える影響

本件が2023年3月期の連結業績に与える影響は軽微です。