日本光電はこの度、複数の患者さんのバイタルサイン(心電図や血圧などの生体情報)をモニタリングするセントラルモニタ CNS-2101を発売しました。

 

本製品は、患者さんを安全に見守るための“Defensive Monitoring for Patient Care”をコンセプトに、医療従事者が必要な情報へのアクセスを効率化し、患者さんの容態変化の発見をサポートすることにより、医療の質向上と業務効率改善への貢献を目指しています。ベッドサイドモニタや送信機等から受信したデータは、臨床情報システムに加え、診断情報システムや長時間心電図解析装置とも連携が可能です。さらに、ナースコールシステムへのアラーム情報の伝送、病院情報システムとの連携など、ネットワークでの情報共有により、業務効率の向上をサポートします。

本製品の価格は600万円(税込660万円、本体のみ)で、国内の医療機関において年間500台以上の販売を見込んでいます。

 

本製品の主な特長は次のとおりです。

1.Early Detection

メニューウィンドウを機能・目的別にグループ化・アイコン化することで、必要な情報へのアクセスを効率化し、患者さんの容態変化の発見をサポート。

 

Effective Workflow

保存された各レビューデータは時刻同期され、タブ切り替えで参照可能。当社製臨床情報システム、診断情報システム、長時間心電図解析装置と連携できるほか、HL7~{※}出力により電子カルテなど病院情報システムへのバイタルデータの自動入力が可能(オプション)。
※HL7(Health Level Seven):医療情報交換のための標準規格。

Safety Management
入床中の患者さんのアラーム状況を「全患者アラームイベント画面」で見える化。全体把握と患者さんごとに適したアラーム設定により、アラーム管理の安全性を追求。

Flexibility
本体と薄型ディスプレイの一体化により、机上のスタンド設置に加え、ウォールマウントによる壁掛け設置が可能。ディスプレイはダイレクトボンディングLCDを採用し、見る角度による映り込みを低減した視認性を実現。

 

<主な製品規格>

ディスプレイ

23.8型ワイドTFTカラーLCD

モニタリング可能患者数

2~32人

波形表示項目

心電図、呼吸曲線、観血血圧波形、脈波、呼気CO2分圧曲線、脳波、呼吸流量曲線、気道内圧曲線、換気量曲線、脳波(BIS)、O2濃度曲線、Agent濃度曲線

数値表示項目

心拍数、VPC数(毎分値)、STレベル、呼吸数、非観血血圧値(SYS/DIA/MAP)、観血血圧値(SYS/DIA/MEAN)、SpO_{2}値、脈拍数、体温、心拍出量(CO)、心係数(CI)、注入液温度(Ti)、血液温度(Tb)、酸素濃度(O_{2})、呼気終末CO_{2}分圧(ETCO_{2})、BIS値

※波形表示・数値表示項目は、接続されるベッドサイドモニタや送信機により異なります。

寸法・質量

約幅610×高さ381×奥行99mm(突起部含まず)

約13kg(本体のみ、オプション含まず)

医療機器認証番号> 303ADBZX00088000

医療関係者向け製品紹介ホームページはこちら >
https://medical.nihonkohden.co.jp/iryo/products/monitor/02_monitoring/cns2101.html

 

< 製品写真 >

セントラルモニタ CNS-2101
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セントラルモニタ CNS-2101

お問合せ先: 事業戦略本部 生体モニタ企画部
TEL 03-5996-8392

 

  • 本プレスリリースは報道関係者向けに発表した情報で、一般の方に対する情報提供や顧客誘引を目的としたものではありません。