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ニュース

2020年09月15日 製品情報

非侵襲連続推定心拍出量 esCCOの国内提供を開始

日本光電はこの度、生体情報モニタの基本パラメータである、心電図とパルスオキシメータから得られる脈波を用いて、非侵襲で連続的に心拍出量※1を算出する技術 esCCO(estimated Continuous Cardiac Output:非侵襲連続推定心拍出量)の提供を国内で開始しました。
日本光電の独自技術である esCCOは、1990年代から研究を進めてきたPWTT※2を元に、産学連携による共同研究から2004年に開発に成功、2011年に海外で販売開始し、臨床研究を継続してきました。この度、esCCO対応SpO2粘着センサ TL-280シリーズ(品目コード:TL-281T-IB-1605)の準備が整ったことから、国内で販売開始します。
従来の心拍出量測定では、血管内にカテーテルを挿入する侵襲的な測定が一般的ですが、患者さんに痛みが伴い、感染リスクが課題となっています。また、非侵襲的に測定する場合も、専用センサやモニタが必要で、医療コストの点から限られた患者さんにのみ実施されてきました。
esCCOは、生体情報モニタの基本パラメータのみで心拍出量を非侵襲で連続的に算出できるため、安全に簡便かつ経済的な循環動態モニタリングが可能です。侵襲的な心拍出量測定に完全に置き換わるものではありませんが、出血や急激な血圧低下など循環動態の変化を監視する必要がある腹腔鏡手術や帝王切開、高齢者等の手術などに活用することで、医療安全の向上に寄与できると期待しています。

本技術の特長は次のとおりです。
1.患者さんの負担軽減、医療安全性を追求
麻酔時に通常測定されている心電図とパルスオキシメータから得られる脈波で連続的に心拍出量を算出できるため、患者さんの負担を軽減。従来、循環動態をモニタリングされていなかった患者さんの容態変化に迅速に対応できることから、医療安全の向上を期待。

2.医療コスト削減に貢献
esCCO測定に必要なのは、心電図電極、esCCO対応SpO2センサ、非観血血圧カフのみで、カテーテルや専用センサ・モニタは必要ないことから、医療コスト削減に貢献(非観血血圧は校正時にのみ使用)。

3.日本光電製ベッドサイドモニタで数値を連続的に表示
日本光電で現在販売しているベッドサイドモニタ全機種で測定可能。esCCOソフトウェアはベッドサイドモニタに標準搭載されており、追加のソフトウェア購入は不要。
* BSM-6000シリーズ、BSM-1700シリーズ、BSM-3000シリーズ、CSM-1000シリーズ、PVM-4000シリーズ。既にお使いの場合は、ソフトウェアのバージョンアップが必要となる場合があります。詳細は当社営業員にお問合せください。

<製品仕様>
esCCO
測定: SpO2粘着センサ TL-280シリーズ(TL-281T-IB-1605)接続時にのみ可能
測定方式: PWTT※2を用いたパルスカンター法
数値表示項目: esCCO、esCCI※3、esSV※4、esSVI※5、esSVR※6、esSVRI※7
保険点数: 麻酔が困難な患者について、腹腔鏡下手術(区分番号K672-2に掲げる腹腔鏡下
胆嚢摘出術及びK718-2に掲げる腹腔鏡下虫垂切除術を除く。)が行われる場合
において、非侵襲的血行動態モニタリング加算として500点を算定可能

SpO2粘着センサ TL-280シリーズ(TL-281T-IB-1605)
対象 成人(30kg以上)
装着部位 手指・足趾
(esCCO測定時は、手指に装着。足趾では正しく測定できません)
コード長 160cm
入数 5本入/箱

<用語説明>
※1 心拍出量(Cardiac Output):1分間に心臓から全身に送り出される血液の量(L/min)
※2 PWTT(Pulse Wave Transit Time):脈波伝播時間。心電図のR波からパルスオキシメータを装着した抹消の脈波出現までの時間
※3 esCCI(estimated Continuous Cardiac Index):非侵襲連続推定心係数(L/min/m2
※4 esSV(estimated Stroke Volume):非侵襲連続推定1回拍出量(mL)
※5 esSVI(estimated Stroke Volume Index):非侵襲連続推定1回拍出量係数(mL/m2
※6 esSVR(estimated Systemic Vascular Resistance):非侵襲連続推定体血管抵抗(dyn*s/cm5
※7 esSVRI(estimated Systemic Vascular Resistance Index):非侵襲連続推定体血管抵抗係数(dyn*s*m2/cm5
※6、※7は、観血的血行動態測定装置等で測定したCVP(Central Venous Pressure:中心静脈圧)の値を、当社ベッドサイドモニタに取り込んだ時にのみ算出・表示可能。

<医療関係者向け製品紹介ホームページ>
https://www.nihonkohden.co.jp/iryo/techinfo/escco/index.html

<製品写真>
 
esCCO  SpO2粘着センサ
TL-280シリーズ
(TL-281T-IB-1605)
ベッドサイドモニタ
画面表示例
 

お問合せ先: 事業戦略本部 バイタルセンサ企画部
TEL 050-3816-7874
 
※本プレスリリースは報道関係者向けに発表した情報で、一般の方に対する情報提供を目的としたものではありません。

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