日本光電グループは、既に公表のとおり、新型コロナウイルスの感染拡大による需要増加に対応するため、日本政府からの要請に基づき、富岡生産センタ(群馬県富岡市)における人工呼吸器および生体情報モニタの増産体制の構築を進めてまいりましたが、このたび目標としていた生産能力を構築できる目途が立ちましたのでお知らせいたします。
 

増産に際し、トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田 章男)、株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、代表取締役社長:有馬 浩二)、株式会社東海理化(本社:愛知県丹羽郡、代表取締役社長:二之夕 裕美)の3社によって結成されたTPS(トヨタ生産方式)支援チームから、TPSのノウハウ活用による工程改善など、生産性向上にご協力いただきました。4月下旬から7月中旬にかけて派遣された9名の方々から、生産工程についてご助言・指導いただいた結果、人工呼吸器および生体情報モニタの大幅な生産性向上につながりました。また、トヨタ自動車には部品調達の面でもご支援いただきました。今後、今回の支援で培ったノウハウを他の生産品目にも展開し、工場全体の生産性向上を図っていきます。
 

日本光電グループは、TPS支援チームをはじめ、自動車メーカ・電機メーカ等のパートナーから協力をいただき、増産を進めています。パートナーの皆様には、部品の供給、製品の生産、生産性向上のアドバイスなど多大なご支援を賜り、深く感謝申し上げます。
 

今後も、医療機器メーカとして、当社製品が新型コロナウイルスの収束に貢献できるよう全社一丸となって取り組む所存です。新型コロナウイルス対策に尽力されている医療従事者の皆様、そして病と闘っている患者さんの支援に最善を尽くしてまいります。
 

なお、本件による連結業績予想等の修正はありません。

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