日本光電グループは、NKV-550シリーズ 人工呼吸器につきまして、新型コロナウイルスに係る医療機器として、厚生労働省および独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)において必要な薬事手続きを優先的かつ迅速に処理いただいたことから、4月24日に製造販売承認を取得しましたので、お知らせいたします。自動車メーカ・電機メーカ等のパートナーから協力をいただき、日本政府とも連携しながら、富岡生産センタ(群馬県富岡市)におけるNKV-550シリーズ 人工呼吸器の生産を進めていきます。

当社初の自社製人工呼吸器であるNKV-550シリーズ 人工呼吸器は、日本光電オレンジメッド(米国カリフォルニア)で開発・生産している気管挿管型人工呼吸器です。2019年に発売し、世界各国の医療機関に提供しています。当社は、新型コロナウイルスの感染拡大により人工呼吸器の需要が高まっていることから、この度、国内市場向けに富岡生産センタで本製品を生産することといたしました。富岡生産センタでは、2020年4月15日付プレスリリースにてお知らせのとおり、NPPV(非侵襲的陽圧換気)~{※}を行う人工呼吸器 NKV-330の増産体制の構築を進めていますので、NKV-550シリーズとNKV-330の2機種を供給できる体制になります。国内の医療機関向けには、両製品とともに、引き続きHAMILTON MEDICAL AG(スイス)製の気管挿管型人工呼吸器を提供いたします。

日本光電グループは、医療機器メーカとして、当社製品が新型コロナウイルスの収束に貢献できるよう全社一丸となって取り組む所存です。今後も新型コロナウイルス対策に尽力されている医療従事者の支援に最善を尽くしてまいります。

  • NPPV(Non-invasive Positive Pressure Ventilation):非侵襲的陽圧換気。気管内挿管や気管切開を行わない人工呼吸管理。