日本光電はこの度、患者さんのバイタルサイン(心電図や血圧などの生体情報)を測定するベッドサイドモニタ PVM-4000シリーズを発売しました。本製品は、ナース・オリエンテッドをコンセプトに、使いやすさと高機能を両立したコンパクトサイズのベッドサイドモニタです。医療機関の様々な場面での活躍を期待しています。
前機種PVM-2700シリーズから搭載しているガイド機能をより分かりやすくしたほか、操作に慣れていない方でも簡単に使えるよう、簡易メニュー画面を新たに採用しました。また、当社独自のパラメータ技術として定評の不整脈解析アルゴリズムec1~{※1}やSpO_{2}アルゴリズムNPi~{※2}、非観血血圧測定アルゴリズムiNIBP~{※3}に加えて、安全なモニタリングをサポートする指標であるSI~{※4}、RPP~{※5}の算出が可能となりました。
本製品の価格は、135万円(PVM-4763本体)で、国内の医療機関において初年度2,500台以上の販売を見込んでいます。

本製品の主な特長は次のとおりです。
1.手入れのしやすいフラットディスプレイ
病棟や外来での使用に適した10.4インチタッチパネルディスプレイを搭載。フラットパネルの採用により、ほこりがたまりにくく、清掃性が向上しました。

2.より分かりやすいメニュー・ガイド画面表示
新搭載の簡易メニュー画面ではよく使うキーをまとめているほか、従来から好評のイラスト付きガイド画面は操作方法やテクニカルアラームの対処方法がより分かりやすくなりました。

3.優れたパラメータ性能
ハイエンドベッドサイドモニタと同等性能のパラメータに加えて、新たにSIやRPPといった指標の算出が可能になり、より安全なモニタリングをサポートします。

4.使用場所を選ばない専用架台(オプション)
狭い場所でも移動が簡単にできるよう省スペース設計を実現した専用架台は、ワンタッチでモニタ本体を着脱でき、ケーブル類の収納性を高めています。

5.情報共有で省力化
テレメータシステムや有線LAN/無線LANに対応しており、セントラルモニタや医用テレメータでバイタル情報を参照できることから、業務効率の改善をサポートします(テレメータシステム用の送信機、無線LANユニットはオプション)。

<用語説明>
※1 ec1:不整脈検出率を向上し、誤アラームを低減させる不整脈解析アルゴリズム
※2 NPi:アーチファクト(ノイズ)対策を強化したSpO_{2}アルゴリズム
※3 iNIBP:直線加圧測定方式の血圧測定アルゴリズム。血圧カフを締めつけすぎず、短時間で測定。
※4 SI(Shock Index):出血性ショックの指標
※5 RPP(Rate Pressure Product):心臓が必要とする酸素量の指標

<主な製品規格>

ディスプレイ:

10.4型TFTカラーLCD

最大6トレース(PVM-4763/4753/4733)

最大4トレース(PVM-4761/4751/4731)

最大3トレース(PVM-4361/4351/4331)

波形表示項目:

心電図(最大2波形)、呼吸曲線、観血血圧波形~{*1}(最大2波形)、脈波、炭酸ガス分圧曲線~{*1}

数値表示項目:

心拍数、VPC数(毎分値)~{*2}、STレベル~{*2}、呼吸数、SpO_{2}値、脈拍数、体温、

非観血血圧値、観血血圧値~{*1}、呼気終末炭酸ガス分圧~{*1}、吸気炭酸ガス分圧~{*1}、QTc~{*2}、QRSd~{*2}、RPP、SI

寸法・質量:

幅276×高さ237×奥行143mm(本体のみ、突起部含まず)、約3.3kg(本体のみ)

*1 PVM-4763/PVM-4753/PVM-4733のみ、 *2 PVM-4361/PVM-4351/PVM-4331は非対応

<医療関係者向け製品紹介ホームページはこちら>
PVM-4700シリーズ 
https://medical.nihonkohden.co.jp/iryo/products/monitor/01_bedside/pvm4700.html
PVM-4300シリーズ 
https://medical.nihonkohden.co.jp/iryo/products/monitor/01_bedside/pvm4300.html

ベッドサイドモニタ PVM-4000シリーズ(商品コード:PVM-4763)

 

お問合せ先: 生体モニタ事業本部 事業企画部
TEL 03-5996-8099

 

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