日本光電は、この度、子会社である日本光電ミドルイースト株式会社において、検体検査試薬の工場を設立することにいたしましたので、お知らせいたします。

 

1.目的

当社は、2012年に日本光電ミドルイースト株式会社を設立し、中東・アフリカ地域における販売・サービス体制の強化を図ってまいりました。中東・アフリカ地域では、経済発展と医療水準の向上に伴い、検体検査の需要が年々拡大傾向にあります。これまで、中東・アフリカ地域には、子会社である日本光電フィレンツェ有限会社から試薬を供給してきましたが、新工場設立により需要拡大に迅速かつ柔軟に対応し、高品質の純正試薬をタイムリーに安定供給できる生産体制を構築します。工場の稼働開始は2020年中を予定しています。

日本光電は、中期経営計画「TRANSFORM 2020」において、今後の成長が見込まれる新興国市場の医療ニーズに応える戦略的事業展開に取り組んでいます。海外事業のより一層の拡大を図るため、地域に密着した事業基盤の構築を進め、高品質かつ先端的な医療機器を提供し続けていきます。

 

2.ドバイ試薬工場の概要

(1)所在地:アラブ首長国連邦 ドバイ

        DAFZA(Dubai Airport Freezone Authority) Industrial Park内

(2)事業内容:検体検査試薬の製造・販売

(3)総投資額:約2.5億円(生産設備のみ、建屋は賃借)

(4)従業員: 13名(予定)

 

3.当社業績に与える影響

本件が2020年3月期の連結業績に与える影響は軽微です。