プレスリリース 2017年
2017年02月17日
CPRアシスト CPR-1100 新発売
日本光電はこの度、心肺蘇生時の胸骨圧迫を適切に実施できるようサポートする CPRアシスト CPR-1100(以下、CPR※1アシスト)を発売しました。
CPRアシストを患者さんの胸に置き、その上から胸骨圧迫を行うことで、圧迫深度・圧迫頻度・傾きを計測します。この計測結果から胸骨圧迫の深さやリズムが適正かの判断を、LED表示と音声ガイドダンスでお知らせすることで、質の高い胸骨圧迫を実施できるようサポートします。
なお、CPRアシストは成人用で、救急救命士などの医療従事者向けに開発しました。主な販売先は、消防機関や病院内の救急救命処置が必要となるサイトです。
製品の主な特長は次のとおりです。
1. 胸骨圧迫の質を見る・聞く
CPRアシストの電源を入れると、胸骨圧迫に適した一定のテンポ音が鳴るとともに、オレンジ色のLEDがテンポ音に同期し点滅。さらに、胸骨圧迫の質とされる「胸骨圧迫の深さ」「胸骨圧迫の解除」「胸骨圧迫のリズム」が適正と判断されると、青色のLEDが点灯。「もっと深く」「もっと早く」などの音声ガイダンスにより、適切な胸骨圧迫ができるようサポート。
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適正な胸骨圧迫がされると青色に発光 | 胸骨圧迫のリズムはテンポ音とオレンジ色の点滅でお知らせ |
2. 胸骨圧迫の質を評価する
標準付属品のCPRアシストビューア QP-110VをインストールしたパソコンとBluetooth通信することで、胸骨圧迫の波形や音声ガイダンス情報をリアルタイムで表示。トレーニング中の胸骨圧迫の質を点数化、評価するレポートの作成も可能。
CPRトレーニングレポート画面(QP-110V)
3. 胸骨圧迫の質を管理する
胸骨圧迫の波形や音声ガイダンス情報はCPRアシスト本体に保存されており、除細動レポート表示ソフトウェア QP-551V(オプション)をインストールしたパソコンにBluetooth通信で取り込むことが可能。取り込んだデータは保存・レビューできるほか、日本光電製除細動器で別途保存された連続心電図波形と時刻を同期させ結合することができるため、消防機関における事後検証※2に役立てることが可能。
<用語説明>
※1 CPR:Cardio Pulmonary Resuscitation(心肺蘇生)
※2 事後検証:救急救命士の救急活動の向上のために、活動記録をもとに行われる検証のこと。
https://www.nihonkohden.co.jp/iryo/products/emergency/01/cpr1100.html
< 製品写真>

CPRアシスト CPR-1100
TEL 03-5996-8637