日本光電のモノづくり 国内主要工場の紹介

世界に誇る、開発・生産技術

開発技術 高密度実装技術 トピックス
多彩なニーズに応えるモノづくり
 
例えば、呼気中に含まれる二酸化炭素濃度を測定するために用いられるCO2センサは、高い開発技術と生産技術に支えられて生まれた製品の一つです。

呼気中に含まれるCO2(ETCO2)は、肺によるガス交換の状態を知る指標となる重要なパラメータです。人工呼吸器使用時の呼吸回路異常の確認や気管挿管時の誤挿管の確認など、医療の安全対策に有用とされています。
特定の赤外線を吸収するCO2の特性を利用するCO2センサは、人工呼吸器と加湿器を併用すると安定した測定ができないことがありました。呼吸回路内に水滴が発生し、大変過酷な測定条件となるからです。
日本光電は水滴克服のためのオリジナル技術−1波長分光方式(特許取得済)、防曇膜、新発想のエアウェイアダプタにより、加湿器使用中でも長時間安定して測定できる画期的なCO2センサを実現しました。

また、「大きくて壊れやすい」「校正に時間がかかる」という従来のCO2センサの限界を克服。
TG-970Pは、メインストリーム方式では世界最小・最軽量。独自構造で常識を覆す耐久性を実現しました。ゼロ校正不要のアルゴリズムを採用したTG-920Pは、世界で唯一口元で呼気CO2を測定でき(特許取得済)、患者さんの負担を軽くすることに成功しました。
 
技術情報:CO2 センサテクノロジー
CO2 センサキット TG-920P 写真
CO2センサキット TG-920P
 
CO2 センサキット TG-970P 写真
CO2センサキット TG-970P



開発者の声
 
生体情報技術センタ バイタルセンサ部 井上 正行 写真

大きさ、測定方式、強度。どれもが新しい挑戦

生体情報技術センタ バイタルセンサ部

井上 正行


CO2センサキットTG-920P cap-ONEは、術後やICUでの処置時の痛みを和らげるセデーション時に起こる呼吸抑制を検出するため、自発呼吸をしている患者さんの口元にセンサをおいて測定するという、世の中にないまったく新しいコンセプトで開発しました。
世界最小クラスのサイズ、口元で測定するための新しい測定方式、そして強度。どれもが新たな挑戦でした。開発成功の鍵は、センサ設計、電気設計、機械設計、そして生産技術のチーム力だと思っています。一つ一つの部品を衝撃に耐えられる仕様にするため、落下試験を繰り返し、設計メンバーと改良を重ねました。また、プリント基板をはじめとする極小部品を小さなセンサ部に収めるという難易度の高い生産技術も、生産担当者と開発の段階から試行錯誤したからこそ確立できました。どんな高い壁にも立ち向かえる技術力、開発から生産までが一つになれるチーム力は、日本光電の大きな強みだと思います。
センサは人の肌に直接触れます。このため私は開発をしているとき、いつも家族に装着したらどうなるかを念頭において考えています。製品が使用される医療機関のその先に、身近な人を想像することによって、より患者さんの立場に立ったモノづくりができるのではないでしょうか。
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