PEOPLE 03 - 管理

クラウド上の
情報共有で、
地域をつなげ、
患者さんを見守る。
A.F.

日本光電工業株式会社
営業本部 ウェルケア営業課

2014年入社 文学系 卒

藤原 有紗
「人の命を救う」という軸で、就職活動を開始。中でも女性が活躍できる環境に惹かれ、日本光電に入社。
ウェルケア事業推進部の管理課に配属された後、2018年に営業本部のウェルケア営業課に異動。
現在は在宅医療向けのシステムであるLAVITAの東京都エリアの営業同行、販促資料の作成、商談管理を行っている。

CHAPTER 01

超高齢社会を救う鍵は、
情報共有の円滑化。

日本は世界でも有数の超高齢社会を迎え、医療における問題が多数発生している。その一つが、いわゆる2025年問題。急激な高齢化により、患者さんが増大し、介護・医療費などの社会保障費も増加することである。この問題を解決するために、在宅医療のニーズが高まっている。だが、その在宅医療にも課題が多く残る。その一つが、多職種連携、つまり情報共有の手間が、本業の診察や介護の時間を奪っていることだ。

在宅医療で関わる人は大学病院などの大病院の医師に始まり、クリニックの医師や看護師、介護士、薬剤師など様々。現状、患者さんの情報共有は何冊ものノートへの転記などによって行われ、作業時間が大幅に割かれている。そんな状態を打開するのが、私の関わるLAVITA。この製品はクラウド上で患者さんの体温や血圧といった生体情報を自動でデータ化、蓄積し、関係者同士が24時間リアルタイムで情報共有を可能にすることができるのだ。

CHAPTER 01

CHAPTER 02

医師の業務効率化は、
患者さんを
診る時間を増やす。

一人の医師からフィードバックを受けたことが今でも忘れられない。治療に対して消極的なある患者さんの話だ。LAVITAを導入してから、生体情報が自動で入力されることにより、患者さんと向き合う時間が増えた。患者さんも診てもらえているという実感が芽生え、治療に積極的になり、健康への意識を持つようになったという。

LAVITAはただ、関係者の情報共有の円滑化や業務の効率化を図るためだけではない。医師の先にいる患者さんと医師の時間を増やし、その後の健康の維持を可能にする。本来あるべき医師や介護士が患者さんと向き合う時間を生み出すこと。それがLAVITAの役目であり、私が現場に足を運び、販促活動やアフターフォローを行うやりがいだ。

CHAPTER 02

CHAPTER 03

診られない、
診てもらえない、
のない世の中へ。

これまで急性期医療に注力してきた日本光電は回復期・慢性期医療、そして在宅医療へ挑戦している。その一端が、私の関わるLAVITA でもある。診られない、診てもらえないという状態は、患者さんが放置されることにつながる場合もある。そのためにも、新鮮な現場の声を聞くことができる私の仕事、さらにはLAVITAの成功は欠かせないものだ。

LAVITAによって、地域につながりができることで、高齢者をサポートする地域包括ケアシステム構築の一翼を担えるはずだ。これは日本光電として前例のないステージ、そして、世界的にもまだ解決の糸口が見つかっていない超高齢社会への対応。私の一歩が、そんな課題への糸口となる。そう信じ、今日も足を運び続ける。

CHAPTER 03
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