PEOPLE 06 - 海外営業

救急・集中治療
の現場で
脳波モニタリングを
常識に。
R.M.

日本光電ヨーロッパ有限会社
ビジネスデベロップメントマネジャ

2009年入社 法学部 政治学科 卒

増田 亮太
「医療」「グローバル」「メーカ」という3つの軸で就職先を探し、日本の技術を世界に広めたいと考え、日本光電へ入社。
国内で営業を担当した後、海外チャレンジ研修1期生としてドバイの販売会社で経験を積み、
帰国後はマーケティング戦略や海外事業を経験。今は、ドイツのフランクフルトに駐在している。

CHAPTER 01

この課題は、
日本光電にしか
解決できない。

ICUや救急などのクリティカルケアの現場では、心電図や血圧、動脈血酸素飽和度など、様々な生体情報のモニタリングが行われている。ところが脳は、その例外だ。脳波は微弱な電位である上、皮脂などのノイズを除去する必要があり、モニタリングすることが極めて難しい。加えて、測定結果の読み取りにも、脳神経領域への深い知見が必要とされる。

しかし脳波モニタリングを広く普及できれば、意識障害の原因となる、目に見えないてんかんの早期発見(NCSE)も可能となる。その鍵となるのが、日本光電の技術だ。創業から脳波計の技術力を磨き上げ、世界トップシェアを誇るほか、どの現場にも対応できる製品やプログラムを開発してきた。私のミッションは、世界で最も脳波モニタリングが注目されている欧州で、日本光電の製品を普及させていくことだ。

CHAPTER 01

CHAPTER 02

行く手を阻む、
2つの大きな壁。

日本光電の製品を欧州の地から広めていく中で、国と地域の壁、そしてシェアや認知度が低いという壁が立ちはだかる。一言で「欧州」とは言っても、様々な国や地域、文化や言語の集合体だ。医療制度や治療方法が大きく異なり、病院が医療機器を購入する決め手も三者三様。その上、私たちが日本企業で知名度がない分、選ばれるハードルが上がるのだ。

突破する方法は唯一、信頼関係を築くことだと思っている。国内での営業時代、大学病院から小さなクリニックまで、様々なお客様のニーズに応えてきた。その経験を活かし、ローカルの事情や担当者ごとのニーズを丁寧に把握し、「より多くの患者さんに対応できる」、「看護師の業務改善に貢献できる」など、お客様一人ひとりが求める本質的な提案を目指している。

CHAPTER 02

CHAPTER 03

日本光電と
医療の未来を、
自らの手で。

製品の普及を通して、救急現場で脳波モニタリングを医療の常識として根付かせていくには、まだ道のりが長い。それでも私には、この使命と向き合う理由がある。多くの患者さんを救い、病院への貢献にもなるという確信があるからだ。それだけではない。これは、日本光電の理念を全うすることにもつながる。

日本光電の経営理念、「病魔の克服と健康増進に先端技術で挑戦する」。これは、どの国でも、どの担当者にも必ず最初に伝えている。そして、例外なく共感していただける。医療の本質をついた言葉で、すべての医療関係者が目指すべきことだからだ。先頭を走るのは、日本光電であり続けたい。その想いが、今日も私を突き動かしている。

CHAPTER 03
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