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ホーム > てんかん発作が治まらなくて困ったら -迷走神経刺激療法という選択肢- > よくあるご質問

一般の皆様へ

てんかん治療全般

Q:てんかんの診断・治療を受けるには?

A: てんかんは小児科や神経内科、精神科、脳神経外科等で診察されています。てんかん専門医や施設については、以下のようなサイトが公開されています。

日本てんかん学会 てんかん専門医一覧
日本てんかん学会では専門医制度を設けており、認定医師の名簿が公開されています。

てんかん診療ネットワーク
厚労省の研究班がてんかん診療の地域連携の推進を目的として「てんかん診療ネットワーク」というサイトを運営しており、登録施設が公開されています。
 

Q:てんかん患者・家族のための団体はありますか?

A: 日本国内では、日本てんかん協会があります。

公益社団法人 日本てんかん協会
てんかんに対する社会的理解の促進、てんかんに悩む人たちの社会援護活動、てんかん施策の充実をめざした調査研究や政策提言など、全国的な運動を展開しています。全国47都道府県に支部を持ち、てんかん専門情報誌「波」を毎月発行しています。
 

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迷走神経刺激療法について

Q:どこで迷走神経刺激療法を受けられますか?

A: 迷走神経刺激療法の植込みや指導管理(刺激の調整など)を行っている施設の一覧がございますので、こちらをご覧ください。
迷走神経刺激療法 施行施設一覧
 

Q:治療費はどれくらいかかりますか?

A: 迷走神経刺激療法は医療保険が適用され、手術は通常、高額療養費制度の対象となります。(世帯収入や治療状況により変わります。)

ご不明な点がありましたら、各医療機関またはお近くの迷走神経刺激療法実施施設の医師にご相談ください。
迷走神経刺激療法 施行施設一覧

Q:植え込んだパルスジェネレータは皮膚の上から目立ちますか?

A: パルスジェネレータは軽量で小さく、胸の皮下脂肪の下に植込むため、皮膚の上からは目立つことはありません。ただし、痩せている人は、パルスジェネレータの植込み部位が目立つ場合があります。
 

Q:刺激はどのように感じますか?

A: 刺激が出力されている間、うずく感じがしたり、声が嗄れる場合があります。これらの症状は、設定の調整などにより、また時間とともに少なくなることが確認されています。

Q:手術のキズは目立ちますか?

A: 植込み手術時の切開部の傷は小さく、患者さまの回復状態により異なりますが、ほとんどの場合、傷跡は時間とともに目立たなくなります。
傷跡写真
傷跡について不安がある場合は担当医師とよく相談してください。
刺激装置の植込み手術と術後経過
 

Q:どんな効果がありますか?

A: てんかんの発作を和らげる効果が期待される治療法です。効果の詳細につきましては、こちらをご覧ください。
迷走神経刺激療法(VNS)の効果
 

Q:どんな副作用がありますか?

A: 一時的に声が嗄れる、変声、咳、咽頭痛、息切れなどが発生する可能性があります。これらの症状は主に刺激中に起こり、刺激強度を調整することで軽減でき、時間とともに症状は少なくなることが確認されています。

また、極めてまれに手術に伴う副作用として、感染症、切開部の痛み、皮膚の炎症や痛みなどや神経および筋肉の損傷・麻痺、変声、心拍機能の変化の副作用が発生する場合があります。

副作用と注意点の詳細につきましては、こちらをご覧ください。
迷走神経刺激療法(VNS)の副作用と注意点
 

Q:電池はどれくらい持つのでしょうか?電池が切れたらどうなるのでしょうか?

A: おおむね3〜9年ですが刺激条件とパルスジェネレータの種類により前後します。
通常は定期受診の際に電池残量を確認します。
治療の継続を希望される場合には、電池残量がゼロになる前にパルスジェネレータの交換手術が必要になります。
刺激装置の植込み手術と術後経過
 

Q:MRI検査は受けられなくなるのでしょうか?

A: 一定の条件に基づきMRI検査が可能です。撮影前には刺激をオフにし、撮影後に刺激を再開するため、主治医に必ずご相談ください。
植込み手術後の定期検診(フォローアップ)
 

Q:この治療を受けることで薬剤治療をやめる、または減らすことはできますか?

A: 迷走神経刺激療法は発作を完全に消失させる治療法ではないので、薬剤治療も続けてゆく必要があります。多剤併用されている人などで、薬剤数や用量の負担を減らせる場合もあります。
 

Q:この治療を受けることで車の運転はできるようになりますか?

A: 運転免許を取得するためには、2年間発作なく過ごせることが必要です。迷走神経刺激療法は発作を完全に消失させる治療法ではないので、この治療で車の運転ができるようになる可能性は低いです。

個別のケースについては、主治医または運転免許センター等の相談窓口にお問い合わせください。
 

Q:携帯電話や家電製品は使っても大丈夫でしょうか?

A: 携帯電話・PHS 端末・コードレス電話は問題なく使えます。またほとんどの家電製品は問題なく使用できます。

Q:飛行機に乗るときに注意すべき点はありますか?

A: 飛行機に乗るときは、事前に各空港または航空会社にお問い合せの上、VNS システム手帳に付いているVNSシステム患者情報カードを空港の係員に掲示してください。

尚、旅行するときは、出かけることを担当医師に伝え、必要な場合、旅先で万が一の時にかかれる医療機関を紹介してもらってください。
   

Q:日常生活上で注意すべき点はありますか?

A: 磁気治療器(貼付用磁気治療器、磁気ネックレス、磁気マット、磁気枕など)を使用する場合、パルスジェネレータの植込み部位の上に貼ったり、近づけたりしないでください。 
 
  以下の装置は誤ってマグネットモードを起動する可能性があるため、20cm以上離してください。
    • 強力な磁石
• タブレットコンピュータ
• バリカン
• 電動マッサージ器
• 拡声器(イヤホン、マイクなど)の磁石
• 電子商品監視システムタグ無力化装置
• 他の類似する強い静電気やパルス磁界を持つ機器
 
  刺激中、30~100kHz の帯域で作動している機器(補聴器や携帯型トランジスタラジオなど)は、伝送用アンテナと干渉を起こすことがあるため、最低1.8m以上離れてください。 
 
    空港の金属探知機や防犯装置の付近で立ち止まり、長時間滞在することは避けてください。  
   
監修:川合謙介 

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