先端技術の確立、あくなき探究心

医療の発展に貢献する革新的な独自技術を開発してきた日本光電では、
創業者の精神を胸に刻み、1ミリの差にもこだわり、 果敢にチャレンジしています。

パルスオキシメータ

動脈血中に含まれる酸素(動脈血酸素飽和度: SpO_{2})を、採血せずに連続的に測定する装置です。
パルスオキシメータの原理は、1974年に当社の技術者青柳卓雄博士(2020年逝去)が発明しました。
「痛みを伴わず」「リアルタイムに」「連続して」測定できるという画期的な技術は、世界中の医療現場で、患者さんの容態把握になくてはならないものとなっています。 

CO2センサ

呼気に含まれる二酸化炭素の量を測定するセンサです。
「より安全な呼吸管理」を目指して開発したCO_{2}センサ「cap-ONE」は、重さわずか4gと小型・軽量化に成功し、新生児にも使えるようになりました。
さらに、CO_{2}測定と酸素投与が同時に行えるマスクも開発し、患者さんの負担の軽減、医療コスト削減にも寄与します。

iNIBP

従来よりもゆっくりカフを加圧しながら、加圧中に脈波を検出する「直線加圧測定方式」で血圧を測定する当社独自の技術です。
患者さんの負担の軽減と、「早く知りたい」という医療従事者の要望に応えるため、従来の減圧方式に比べ、より短い時間、より低い加圧での測定を実現しました。

導出18誘導心電図

通常の心電図検査で測定する標準12誘導心電図のデータをもとに、心臓の右側胸部および背部の心電図波形を、演算により導出します。
電極を付け替えるなどの手間をかけることなく、標準12誘導心電図のみでは検出の難しかった右室梗塞や後壁梗塞などでの有用性が期待できます。

esCCO

心電図とパルスオキシメータから得られる脈波を用いて、非侵襲で連続的に心拍出量を算出する当社独自の技術です。
従来は、カテーテルを肺動脈まで挿入しないと測定できなかった心拍出量を、患者さんに苦痛や負担を与えることなく把握できるようになりました。
基本パラメータのみで循環動態を把握できるこの技術で、医療安全の向上に貢献します。